T様(67歳男性 大工)
千葉県木更津市に住むTさんは長年工務店を経営してきましたが、2年前に体調を崩してリタイア。長男に引き継ぎました。
「もともと高血圧ぎみだったのですが、全身倦怠感や動悸、立ちくらみや手足のしびれなどがひどくなりました。年を取ると血圧は高くなると聞いていたので、そうした症状もしかたないと思っていました。」
特に、Tさんは仕事を辞めてから急に太りはじめ、血圧治療の医師からも肥満(当時、身長170センチで体重85キロ)をストップさせるよう指示されていたそうです。
このころには、実はTさんは糖尿病をすでに発症していたのです。高血圧の進行も、糖尿病が拍車をかけていたことが後日わかりました。
「私の主治医は近所の開業内科医ですが、これがヤブだったんですねえ(笑)糖尿病をつゆほども疑ってくれなかったんですよ。私があまりに不調を訴えるもので、家族が一度大学病院で診てもらえというので、精密検査をしてわかったのです」
血糖値はブドウ糖負荷試験で基準値の200ミリグラムをはるかに超える230ミリグラムもあったそうです。
自覚症状の全身緩怠感や動悸、立ちくらみや手足のしびれなども、高血圧のせいもあるが糖尿病神経障害によるもの、という診断でした。
ただちに、糖尿病との闘いが始まりました。仕事は引退したものの、Tさんの実績と経験は長男の知恵袋としてまだまだ必要でした。Tさんの健康状態は、そのまま社運につながります。糖尿病の治療は、家族ぐるみで取り組まれました。
「妻は病院の栄養教室に通って、食事療法の勉強をしました。糖尿病学会が指導する献立とやらがあるそうで、それを学んだわけです。朝晩の散歩にもつきあってくれました。長男は健康雑誌やネットでいろいろ情報を調べてくれました。その中から、草津あおばなの粒食品を選んだのです」
長男が調べた結果を家族で検討した結果、草津あおばなの粒食品なら無理せず血糖値を下げるだろうと判断したということです。Tさんは、毎日3食の食前に草津あおばなの粒食品を2粒ずつ飲みはじめました。そして、食後に自分で血糖値を計りました。長男は粒食品を取り寄せるとともに、食後の血糖値を測定する器具も購入してくれたからです。
「2週間で、その効果が現れたのにはびっくりしました。空腹時血糖値(基準値は60~109ミリグラム、126ミリグラム以上は糖尿病)は、200~150ミリグラムだったのが、150ミリグラムに下がったのです。妻の作るカロリーを抑えた献立の影響もあるでしょうが、食後の血糖値がこんなにも抑えられるとは信じられないくらいでした」
こうして、Tさんが草津あおばなを飲みだしてから1年半になります。
いまでは食後血糖値は100ミリグラム台で基準値域内をキープしているそうです。奥さんの作る糖尿病食は、ひところに比べるとかなり制限がゆるやかになっています。運動は朝晩の散歩は続け、週2回のプールでの歩行が加わったそうです。
「ブドウ糖負荷試験でも、基準値の200ミリグラム以下をクリアしています。そして、以前は上がりこそすれ、下がることがなかった血圧も下がってくれました。おかげで降圧薬を2種類から1種類にし、分量も徐々に減らしています。糖尿病神経障害の症状は、ほとんど出なくなりました
」
こうして健康の自信を取り戻したTさんは、相談役の形で仕事場にも出るようになりました。
「息子にはまた煙たがられるようになりました。体重が5キロほど落ちて、体調が非常にいいのです。息子はありがた迷惑でしょうな(笑)」