草津あばなとは

あおばなの花
草津あおばな(青花)は、ツユクサ(Commelina communis)、オオボウシバナ(Commelina communis var。hortensis)の俗名です。ツユクサ科の一年草で、日本全土・中国・朝鮮・ロシア西部に分布し、北米の一部で野生化しています。道傍や荒地のやや湿った場所に普通に見られます。 ツユクサに比べると、オオボウシバナは茎が太く、茎丈も約2倍になります。花の大きさも2~3倍の大輪で、青色の2弁の花弁は直径が約4cmあり、円形で、下方にある白色の1弁の花弁を覆っているように見えます。早朝に花が咲き、葉に露がついているうちは綺麗ですが、太陽が高くなるとしおれてしまうのが特徴です。

JA草津市と契約農家が生産しています。

生産者の皆様
「草津あおばな」は、非常にデリケートな植物のため、手作業での管理をしたり、水分の調整などを丁寧に行って育成します。 そして、体に取り入れる植物に対する安全へのこだわりを徹底し、自然の植物のままの状態での栽培と無農薬にこだわり育成されています。
 草津市農業協同組合を中心に、生産者のグループが作られ、地元のボランティアの力も借りながら、管理栽培がなされています。
 農薬を使用せずに手作業で栽培する手間とコストは、生産者おひとりおひとりの大変な苦労と努力や熱意によって支えられているのです。

JA草津市


あおばな栽培ノート

耕うん

雑草から守るため、マルチという黒いビニールを敷きます。(きちんと畑で栽培されるんですよ~)

苗植え

マルチに穴をあけて苗を植えていきます。(機械ではなくて手作業です!)

ポール差し

成長する背丈を支えるためのポールを設置します。(ポールは子供の背丈ほどのながさです)

PR看板

草津市上笠町 草津あおばなのPR看板(みなさん草津あおばなに注目してね)

あおばな開花

青い鮮やかな花を咲かせています。(本当にキレイですよ。)

あおばなの花

この美しい植物から新成分が発見されました。(新成分・新発見!)

摘み取り、7月中旬から8月中旬まで
あおばなの花

7月中旬から8月中旬までの約40日間、JA草津市契約農家の方達が、草津あおばなの花を摘みます。毎朝6時ごろから日が高くなる10時ごろまでに摘み終わらないと花がしぼんでしまいます。

カゴいっぱい摘むのに、1時間近くかかります。黄色い花粉が花びらといっしょにとれやすく、あとでふるいにかけますがすべて除去することは難しいようです。花粉が混じると良い色に染まらないので、細心の注意で花びらだけを摘み取ります。

花は毎日咲き、来る日も来る日も休みなく摘みます。猛暑の中、もうやめたいと何度も思うので、“地獄花”とも呼ばれましたそうです。摘みとった花は、両手の指で何回ももみます。青い汁が出てくるので、厚手の綿布に包んで絞り、またもんで絞ります。絞りかすは桶に入れ重石をのせて、締め木で最後までしぼり採ります。